お稽古炭とは?
- okeikozumi
- 2022年2月2日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年2月26日
茶道では、お抹茶を点てるお稽古と共に、お茶事の際にお客様の前で風炉や炉にお炭を継ぐ炭手前(炭点前)のお稽古をします。
このお稽古はもちろん本物のお炭で行うのが一番ですが、お炭は自然のものですのでサイズや形は非常に不揃いです。また、お炭はよく洗ったとしてもどうしても炭の粉がこぼれやすく、お部屋や手を汚しがちです。さらに近年はお炭が不足して入手困難で価格も急騰しているため、毎回、理想の形の特上炭を燃やしてお稽古するのは非常にコストがかさみます。
このような問題を克服するために作られたのが模造炭であるお稽古炭です。お稽古炭は燃やさずに繰り返し使用します。炭斗に組んで炉や風炉に継ぐところまでで火は着けません。本物のお炭で火がまわりやすい様に空気を通りやすく組まれた経験等と合わせるといいお稽古となるため、最近、教場やご家庭で非常によく使われています。

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